2018年6月16日土曜日

父の日

父の日、カレンダーの中で海の日の次に縁遠い日かもしれない。



なぜなら僕は母子家庭、つまり父親のいない家庭で育ったからだ。



物心ついた時から家庭に父親の存在はなく、当然顔も覚えていない。



アルバムを開いても父親の写真は一枚もない。



そんな環境で育った。



母親が父親と別れた理由は大まかではあるけど知っている。



小学校の時に物置をゴソゴソ漁っていたら母親の日記が出てきて、興味本位で目を通してしまった事があって。



日記には父親に他に好きな人ができた事や、



母が離婚を決意した後、湯船で「お母さんとお父さん、どっちと一緒にいたい?」と兄に訊いて、



「お父さん」と答えられた時の心境もそこに書かれていた。



小学生の時にその日記を読んで、母親が色んな思いをして兄弟2人を育ててくれた事への感謝の気持ちと同時に、



父親へは、子供が2人もいて別の人のところへ行くって身勝手な事をするなぁ。。と軽蔑感があった。



ただ今考えると、いい歳した大人達が何をどう選択するかは当事者間の問題であり、子供含め周りがネガティブな感情を持つのも違うか、とは思うようにはなった。



何にも知らない僕がどうこう言う事じゃない。



そんな、年齢と共に思う事が少しずつ変ってゆく父の日です。




つづく

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