ほんの軽いノリで。
それで昨日ジムの最寄り駅で二人と待ち合わせたんだけど、
だけど、
なんかのっけから冨田さんの闇が深かった。
僕「おはようございますー!今日はよろしくおねがいします^^」
冨田さん「ダンベルは人を裏切らない。」
。。。えっ?;
僕は自分の挨拶がスルーされ、しかも話題がダンベルにすり替えられた事に戸惑った。
力強い眼差しで遠くを見つめ、完全に自分の世界に浸る冨田さん。
僕は会話のペースを乱されまいと、もう一度挨拶からやり直すことにした。
僕「あのー、」
冨「絶対に裏切らない」
。。。;
冨「ましてやバーベルはどこへも行かない」
僕「。。。はい;」(ってとりあえず言っとこ)
僕は冨田さんに全面降伏する事にした。
冨田さんはおもむろに背負っていたバッグの中から一冊の本を取り出し、
冨「読んで。」
そう言って本をそのまま僕に手渡した。
本のタイトルは「筋トレが最強のソリューションである」
(表紙があやしすぎる。。。;)
付箋が挟まったページを開くと、そこには「ダンベルは絶対に裏切らない、バーベルはどこにも行かない」と書いてあり、マーカーまで引かれていた。
僕「
その時僕は悟った。
冨田さん。。。遊びじゃなくてガチで鍛えてる側の人だ。
これトレーニングしながら「ふしゅーっ!ふしゅーっ!」って機関車トーマスに豹変するタイプで、
筋トレ初心者の僕にも「さぁもう1回だー!いける!いけるぞー!気合いだー!」 ってアニマル浜口みたいなテンションで接してくるに決まってる。
僕は付いてきてた事を早くも後悔し始めていた。
僕は付いてきてた事を早くも後悔し始めていた。
冨田さんはそんな僕を尻目にジムの方向を見つめ、指を「パチン☆」と一つ鳴らすとゆっくり歩き出した。
「まぁでも、ここでいきなり帰るのもばつが悪いから付いていくか。」(てくてく。。。。)
僕も冨田さんの後を追い始めた。
僕も冨田さんの後を追い始めた。
しかし歩き始めて間もなく、僕はある事に気付いた。
あれ、なんか。。。 (てくてく。。!)
。。。なんか冨田さん加速してね!?(てくてくてく!!)
冨田さんとの距離が開き始める。
「ちょっとー冨田さんーっ!?」
。。。冨田さんは無言でますます加速していく(てくてくてく!!!)
僕は再び冨田さんを呼び止めようとした。
「あのー!」
「あのー!!」
「ウォーキングの適正速度は時速7kmっ!!」
。。。
つづく(多分)
【次回予告】
・友野さんと冨田さんとヒロシの恋の三角関係の行方は!
・倒壊寸前のジムで巻き起こる脱出劇!
次回「ジム誘われたら冨田さんガチだった件(後編)」
乞うご期待!
「冨田さん、僕。。。ジム通います」
つづく
0 件のコメント:
コメントを投稿