2017年10月29日日曜日

小説家は人工知能によって仕事を奪われるのか。

金曜日、友野さんと飲みに行ったときに人工知能の話になりました。




友野さんが「人工知能にどんどん仕事が奪われるよね」という話を始めたので、




僕は「人工知能に奪われない仕事をやればいいと思うんですよね」と言ってみた。




そしたら「例えば?」って訊かれたので、




「機械って当てはめるのは得意ですけど、生み出すのは不得意だと思います。企画とか小説家等の職業は人工知能に代わらないと思います。」と答えた。




ドヤ中のドヤ顔で。





ところが速攻で論破された。





友野さんは「人口知能はもう小説書いてるから。そのうち代わるよ」と言い出した。




それ聞いて、「う〜ん、微妙だなぁ」って思った。




僕はその小説を読んだ事もないし、どれぐらいの評価を得ているか知らない。




でも少なくとも友野さんの方がITの事について僕よりずっと詳しいはずだから、とりあえず「そうなんだー」って納得した。



何となく腑に落ちない部分もあったんだけど、深く考えず反論したり、知ったかぶりも良くないかなぁ、と思って。



まぁその日はそれで人工知能の話は終わったんだけど、



今日たまたま友達のブログ読んで面白いなぁって思ってたら、ふと「こういう文章をホントに人工知能が書けるのかな」って友野さんとの会話を思い出し始めて。



また人工知能の話が出た時に、ある程度会話できるように考えをまとめておこうと思って、メモとしてこの記事を書いてますます。



それで本題なんだけど、




まず、現段階で人工知能がどれぐらい人間より優れているかっていう話をすると、



分かりやすくて有名な所で言うとGoogleの人工知能、AlphaGoが世界トップ棋士に勝利したっていう話があって。



それは世界のトップを倒すくらいだから、「人工知能は囲碁の世界では人類より優れている」のは正しいと思っている。そしてプロ棋士は一斉に駆逐される事も起き得ると思う。



でもそれは、囲碁が「決められた規則に沿って、限られた値を当てはめる」っていう、機械にとっての得意分野だからだと思う。



じゃあ小説はどうなのかっていうと、当てはめる作業じゃなくて、創造する物だから、囲碁とは性質が全然違う物だと思う。



人工知能とはいえ、結局デジタルで物事を処理している所は変わらないから相関関係を取り入れるのは得意だけど、因果関係っていう概念を取り入れられないと思う。←知らないけど



だから相関関係で書いて内容が超無難になりそうな一方で、因果関係を無視してきないから内容に矛盾した事に気づかないっていう、めちゃくちゃな文章になると思う。知らないけど。



これは直感でしかないんだけど、僕は人工知能が長文で書いてお金になるような事って、色んな情報を数値に置き換えて分析するだけで書ける、報告書とか診断書とかが限界じゃないかなと。知らないけど。



逆に言うと報告書を書く仕事は無くなっていくとは思うけどね。



でも小説はやっぱ無理。



だって小説書くより誰かと会話する方が、当てはめるっていう作業に近いからよっぽど簡単だと思うんだけど、



それでさえこの結果だよ?





ひどいw




会話でこんなレベルなんだから、小説なんて書けるわけないでしょ、って思ったんだけど、でも友野さん「俺の言う事を斎藤君が理解するには8年かかる」って言ってたしな。




今は俺が勉強不足なだけなのかも。




っていう結論に落ち着いた。




普段はそうは思わずに「8年経ったら分かるとか、そんなのおっさんの言う事知らんがな!」って思うところなんだけど、



この日は珍しく僕の話を沢山聞いてくれたし。



やっぱ話を聞いてくれる人の言う事には耳を傾けたくなるもんだね。



というわけで友野さん、金曜日は沢山話聞いてくれてありがとうございました。また楽しくやりましょ~



つづく

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